It is backstage though loving doesn't stop.
・・・前ブログ日記の続き・・・
西高グランド野球部の練習風景を眺めつつ、ショートノックに真正面に来たゴロを、送球動作を早くする為、わざと体をはずし捕球する部員。中学ならこれは×、プロだと○・・・基本とリスク・・高校野球だと△だろうと・・果たして役者は、基本とリスクどちらを選ぶ。なんて・・・。ボソボソ。
5/5午後、その日も僕は、駐車場の前に立っていた。県外からこられる人も多く、ホールの道も多く尋ねられていた。・・駐車場からさっそうと飛び降りる老人夫婦に。・・「みんなが待ちにまっていた公演」なんだなと感じつつ。改めて・・。・・そして駐車場は、前日をしのぐ勢いで満車状態、走る!!走る!!我の赤いシューズは心地よくも走る!!走る!!
公演終了20分前に、客席後方扉より入ると、そこには笑いが・・お客さんの顔をそっと眺めてみると、・・笑顔、笑顔・・。大成功じゃないですか・・と思い、小声で、他の団員の方にささやこうと・・。でもその顔は、真剣そのもの・・。次は自分だ・・ときっとスタッフ1期生は思い、ホール後方や、最後の一瞬の出番をソデでまつ2期生は自分達にもできるのだろうかと・・、。そんな感じかな。
でも公演が終わり、最後の大きい拍手を聞いたとき、
10人の役者の公演は、おわり・・。
ソデや客席後方で次を感じる団員の思いははじまる。
それぞれの団員の思いは・・あの拍手の音に息を、根をまた一つ長くした。
思えば、最初のリハ美術館ホールの練習の際、声の指摘があった時、キャスト皆さんで発声をし、また稽古へ・・。
主役のありこさんが、より大きな発声を心がけられたとき、一瞬、台詞の一言目が強くなり、ちょっとだけ今までの・・と思いつつ、1時間くらい仕事用で途中抜け又戻ってきたら、・・声は、ホール後ろまで凄く届いて台詞の言い回しもいつも同様なんの違和感もない、あびるさんは、凄い、1時間の間に役に徹しながら、ちゃんと課題を克服された。
(前日記より・・)
友人「練習量凄かったでしょう」
俺「わかる・・」
友人「伝わってきた」
そのリハの皆さんの台詞は、高らかにホールの隅まで届いていた。
このリハ終了した・・。とき。友人にあの電話を入れていた。明日、有田、1時間早くでよう。
電話している時、あびるさん戻ってこられて、・・「お疲れ様でした」とお声を頂いた。
・・明日は、任せてください。キャストのがんばりにまた、スタッフ坪動かされました。
けっこう、俺、今回スタッフとしてがんばったつもりです。が、
ホントいうと、役者さん10人の背中に動かされました。
ほんと年度末から厳しい監査が入ったり、体も結構疲れてました。
が、充実した毎日が心が喜んでくれてました。
人は結構心>体で生きていけるから、喜びも生まれてきました。
10人の役者さんありがとうございます。
そしてお疲れ様でした。
ほんとうにほんとうにありがとうございます。
2月に劇団にお世話になり、わずか3ヶ月でこんな貴重な時間を与えていただき、ありがとうございました。
最終日公演が終わった次の日、又僕は見に来てくれた女の子と30分くらい話をしていました。
「帝一の表情がとても素敵だった」って・・そして後ろの席の人は損してるわ、だって同じお金だして帝一のあの素敵な表情があまりみれないからだって、、、そして10人の役者の素晴らしい連帯感を感じったって。最後に「また、役者したくなった?」って僕に聞いてきた・・。言葉を濁した僕に・・。いろいろお説教されました。
勘次「これがこれからの天文図になるのでございます。哲学も星占いも、みんなこの凍りついた花ビラの中、緋いろの一輪の中にあるのでございます」
楓「愛情も?」
勘次「はい、愛情も」
帝一「勇気も?」
勘次「はい、勇気も」
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沢山の勇気を、先輩方、ありがとうございます。
まだまだたくさん書きたいことは、山のようにありますが・・。今日は、この辺で、、、。
次の舞台の脚本、キャスト発表・・。の話しは次の舞台裏日記にて。
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