又、今夜も遅くなったと稽古場衣裳ルームに着くと、けいこ先生は、奥で「小指・・」衣裳をひとつひとつ作られている。「大坪君、馬のたてがみ、かぶってん似合うかも・・」「宣伝カーのボリュームはほどほどに・・」などと忙しい傍ら、ワタシのようなものにも一声をかけていただく・・本当にありがたい。そして本当にお疲れ様です。

　・・・興南高校、春夏連覇の大偉業に、監督は春の勲章の意味は、又くる夏に聴いてくれとばかりに、夏の大会に向け、選手には、便所掃除・ボールみがきなど基礎以前のことを徹底されたと、胸を張られた・・。

脚本を書きたい・・政治に対して言いたいことがある。綴った脚本、改めて読み直してみたら、愚痴のオンパレード、タイトル、「メッセージ」とは無縁×××の坪×です。14年ぶりに演劇にかかわりたくて綴った脚本、・・便所掃除やボールみがきを忘れていました。2月に入団して、団内試演の公演が終わり、帰路に帰る途中にきずきました。この劇団では、まずボールみがきをやろう。小さいころ、ずっと野球をやってきたから、興南高校の監督のインタビューが妙に、心の中にとまりあの日のことを思い出す。

昔、代表の劇団にお世話になって、ズブの素人の僕に（47歳の爺なのに僕・・ここからは昔のことなので許して・・(笑)）主役、それも2時間強でずぱりの主役、しかも練習期間は、1ヶ月半・・台詞覚えに苦痛の日々、でも日々は充実してた、そして役作りで落ち込んだ時は、チラシ配付を率先して行った。そしていつしかそのまま情宣係（今でいうと制作）になっていた。チラシ配布はいい気分転換になった。公演が終え、課題も沢山あろうが、まずひとつ公演を経験できた喜びが勝っていた。そして間髪をいれずに二度目の公演、農薬からくる唇の病気に悩まされた。・・と書いては見たが、今思えばそれは病気でもなんでもなかった。その頃僕には、彼女らしき人がいた、勿論団員外の人である。二度目の公演の際、気乗りがしない僕にかわってチラシ配付をやってくれていた、少しずつですが僕に変って頭を下げてくれていた。それを知り僕は言った、「もうチラシは配らなくていいよ」・・「何故？」と・・。「今度自信ないから・・」勿論彼女は激怒した。下に向いた心はとめどもなく自らの根っこを外にほおりだそうとする。

昔のこと、こと劇団のことについての記憶は、・・そうそうのことでは忘れない。

立て続けに「あんただけが役者なの、あんたのことを信じて他の役者さんは毎日高いモチベーションで練習しに来ているのでしょう。結局、役者は、稽古場でも舞台でも役者は役者としか交わることできないんでしょう。ワタシ詳しいことわかんないけど、・・何のために昔、野球部いたの、・・・役者同士の信頼こそがいい舞台を作るんでしょう・・」って言葉で頭をなぐられた。「それに舞台にたてない団員さんや、監督や音響さん・照明さんは、いい舞台を作る為に、日々試行錯誤されているんでしょう。・・その試行錯誤の上を、気持ちで役者が上をいかないなんて・・やめちゃえば演劇なんて・・でも今、辞めればワタシ、あんたのこと一生軽蔑するわ・・」・・「ほら頑張れ・・・団員、ワタシがチラシ配りをやるから・・」

「時間は、止まってないの、動いているの・・」と僕は・・。

多少言葉のニュアンスは違えども、そんなとこかな・・。たぶん僕は、その後も、一回目の芝居のように、公演の際は、チラシを配ってはいなかった。全然配らなかったワケでもないのに、他の出演していない団員にまかせ、今できることをやろうと思った。

二月からお世話になっている・・劇団ＳＡＧＡパーフェクトシアターここには、人間的にも・役者としても素晴らしいお方が沢山います。一番最初のミーティングで、今回も「制作」やりたいは、昔の彼女みたいな人に対する恩返しだったりするのかもしれない。

　早朝、田んぼに向かうとイネの葉っぱに沢山の露がついています。僕が通ると、葉っぱゆれます。その葉っぱに朝露は落ちないように落ちないように葉っぱにしがみついています。・・それを僕は、じっとまだ日がのぼりきっていない空と、人間の動かない時間をそっと眺めているのが大好きです。

毎日、毎日チラシ配り、宣伝カー周り、後援会回り・・・。もうすぐ終焉です。

それでは前回のブログの続き・・。その尊敬する役者さん方の紹介です。自らのブログということで、思いのまま、気付くままに・・。ごめんなさい。

粕羽八月・・織田順子さん

うちの嫁と同じ漢字書くのに、よりこさん。慌てて稽古場に駆け付ける自分。で、700円の借金があります(笑)
1ヶ月遅れで、役ノミネートされ、かつ妄想3ボーイの中でも、聖子感も持ちかねている役、脚の痛さも微塵も顔にださないで、遠い鹿島から練習に来られています。その努力とタフな体にはいつも頭が下がります。団内試演「寿歌」の最初の練習の際に、あんなに声が低かったのに、・・今では。これから先は、どんどん役者ひきだし作って下さいne！！台詞をつなげる時の動き、最高ですよ。ホウヨウボーイ

粕羽正月・・宮地和子さん

たまに大坪氏と呼ばれます。ドキッ!!薔薇会のブログにも書いていますが、もう本当に大・大・大尊敬する女優さんです。薔薇会のあとに、元劇団と飲みました。そこには、東京で延々と演劇を学んだもの、小さいころから演劇スクールなどに通うもの、評論家が沢山います。勿論、自分がその↑しゃべりますが・・。薔薇会の時の宮地さんの演技、あれ以上でたら相手の役がぼけてしまうし、出なかったら自らの役がつまんなくなる、その一番いいとこで演技をされている。というのが皆の意見。今回も宮地さんパワーが炸裂です。トウショウボーイ

粕羽六月・・山口淳子さん

また、坪丸ブログ再開したねとお言葉を頂きました。感激!!今回の役がらでは、・・自らの言葉の投げて・・浸透して、もらう。このキャチボールが御見事!!それが表情・動きに現れ、山口さん流6月完成ですね。ツルマルボーイ

文左衛門・・笠原団長さん

いつも団員のまとめ役お疲れ様です。それにいつも笑顔で御無理を聞いて頂いてます。ありがとうございます。今回の役は、存在感のある芝居の中でも重鎮の役、かっこよく存在感のある役。団長のはまった時の台詞僕大好きです。

当たり屋先生・・副島さん

9/11公開必ず見に行きます(笑)副島さんのキレのある演技とsptでも突出したスピード感をもった役者さんですね。「夕空・・・」dvdで見ました、・・初舞台で突出したスピード感のある演技。俺、結構ファンです。・・今回も腰の動きがセクシー(笑)

佐伯長太郎・・本村さん

ファンといえば、俺、本村さんの男爵の際の声の、はじめら大ファンです。それに団内試演の時の、独白も本当に素敵でした。

アズサ刑事・・堤さん

今回、一番堤さんと接するのが多かったみたいな・・。あの副島さんをコダマと拳銃とお尻で・・の演技は、実現できませんでしたが、ちゃんと完成できたら相当面白いものになっていたと思います。そうですよね、大石さん(笑)

婦人警官コダマ・・池田さん

5時半の練習前のおにぎり美味しかったです。あれ内緒(汗)それに宣伝カーの声のダビング、お忙しい時に、御無理きいていただきありがとうございます。団内試演の時もそうですが、今回も台詞の入りと役作りの御真剣さにまだまだ若い僕に何か教えられている気がします。いつも本当にありがとうございます。

サクラフブキ令嬢・・福田さん

昨日のハグさ~~~~~~~~~んて数10回連呼しました。本当に多芸ですね。チラシ配付をひとたび忘れて、楽しいひと時でした。小指も・・sptトップ女優の貫録ですね。とにかく本当に華のある・・お客さんの為にひと工夫もふた工夫もされる大女優さんです。←これも元劇団の皆の意見です。

馬券売り場の女・・野中さん

衣裳係ならびに大石さんとともにスタッフのまとめ役お疲れ様です。野中さんと言えば、・・自分にとってのあの薔薇会の演技・・でも今回、宝塚が好きだとお聞きして大納得です。僕は宝塚記念の方ですが・・(笑)

苦学生1・・鴨川さん

団内試演・・同じキョウコとして、あの寿歌歌ったライバル(笑)団内試演あの実力派お二人、今回の主役ととに一歩もひかない演技。ひかってましたよ。今回もその個性を充分にいかされていますね。

苦学生2・・月山さん

には、ごめんなさいの一言だけでは足らないかも・・。あんだけこけかたの練習したのに、動かなくなってしまいました。でも個人的には、本当に楽しい時間でした。その後のビールも(笑)

苦学生3・・橋本さん

いっしょに練習・・こけかた教室時間とってもらってありがとうございました。演技にはいろんな手段方法があるので、これもまた役者のひきだしだと思ってお許しください。

最後に、・・。あと1人、実況中継・・。こいつが俺も一番不安だ(笑)


なんや、かんや書きましたが、いつも8時過ぎの練習参加、本当にすみません。このブログを通して諸先輩皆様にお詫び申し上げます。

僕は、自分の仕事夜勤・農の田植えが一息つき、7月からの正式な参加まともに練習時間いつもこれなくて本当にすみません。

今年の夏は、本当に暑さ厳しい夏でした。
役者の皆様方、本当にお疲れ様でした。僕も制作あとひとふんばり致しますので、
どうぞお体ご自愛しつつ、舞台がんばってくださいね。

3年間一生懸命sptの為、汗を流されてきた諸先輩の御努力・御苦労に重ねて
この芝居の大成功を舞台の袖からお祈りしております。
年齢も後輩重ねて人生経験を後輩、重ねて団員としても後輩の未熟な文面をお許しください。

  　いよいよあと2週間になったＳＰＴ第3回公演【小指の思い出】、ワタシの先輩役者方も、ほぼ毎日の練習に汗を流されております。ＳＰＴは、方針として代表がおっしゃられました、役者の公演練習方法については、前回公演同様、主役のお二人がひっぱって練習を積み重ねていくということです。
　所属団員約30名を抱える佐賀では大所帯劇団、ＳＡＧＡパーフェクトシアターは、主役を張れる我が先輩役者さんが沢山いらっしゃいます。で、今回の主役は、貞島さんに井出さん、お二人とも暑い中の練習ですが、自らの出番はもとよりお芝居全般、代表の演出の中、どんどん他の役者さんにもご助言されています。

　自らのシーンのみで主役は大変なのに、今年の夏は特別暑いのに、・・・その酷暑に負けないパワー・・こう文書で書くのは容易いですが、・・貞島さん・井出さんいつも御苦労さまです。お二人の日々の御努力は、ワタシなんかには想像できないもんなのでしょうね。稽古場に写される練習風景・・。お二人の稽古前の優しいまなざし、稽古はいってからの気合い。・・表現。輝き。・・。いつもいつも本当に御苦労さまです。そしてありがとうございます。

　生意気にもワタシ、ここワタシのブログなので、ワタシスタッフ坪より見た【小指の思い出】15名の先輩役者のご紹介ですwwwパチパチ(笑)

　赤木圭一郎・・貞島さん
野田秀樹の作品の特徴は、ひとつひとつのシーンの中に独創的な世界感を有します。その中で特徴的なのは、シーンの随所にちりばめられた言葉遊びとともに、・・主役はいろんな世界で、いろんな役者と絡みます。ぶれない演技力、その時その時において他の役者さんのあたりにそのまま表現される・・しぜん。小さくこられればちいさく返し、大きくこられれば大きく返えされるその演技は、本当に拝見していて・・しぜん。先週別部屋でスタッフ会議していた時も、声が一番響きわたっていたのが貞島さん・・気合い入ってるぅぅぅ～がスタッフ皆の意見でした。

　粕羽聖子・・井出さん
野田秀樹作品であと一言、シーン一つ一つがスピーディーな言葉の返しと、動き・・そしてラストのシーンひとつひとつをまとめた独白のオンパレードで見る人に観劇後までも衝撃を与えます。本年2月に当劇団に入団させていただきました。数ヵ月後、ユーチューブで代表のインタビューを数回見ました。・・歳をとって人生の経験は深くなる・・。今回の小指の思い出、勿論代表の演出で、一味もふた味も違ったものになっております。・・・経験・・。井出さんの台詞には、っていうか言葉には【説得力】があります。粕羽聖子の繰り出す台詞には、観る者をうならせるほどの説得力があります。・・その説得力こそが代表がおっしゃられる積み重なった人生の経験から出るなのかなぁ～～なんて思っていつも井出さんの独白楽しみにしております。特に最後の場面の独白は、もう絶対絶対聴きごたえ充分で、本番効果音の上を、井出さんの独白が心地よく、音楽のように流れていくのだろうと思っております。ワタシ坪、袖で絶対感動して泣いてます(笑)

ということで、ワァーまた時間・時間、続きは後で・・。続きは織田さんから・・ですよぉ～～＾＾

　とうとう待ちに待った盆休みですって本日は土曜日ですが・・(笑)今年はカレンダー通りの休みです。お盆の期間はＳＰＴの稽古も休みだそうです。12日稽古終盤副団長の大石さんが、小道具を綺麗にまとめてこられていて、その量に唖然、お盆明けは、小道具調達・作成でスタッフ忙しくなりそうです。私の方はというと制作、はい、がんばっていますよ。ほぼ毎日チラシくばりは行っています。・・仕事を前倒ししてやっていた関係で今は、月・水・金と綺麗に5時に帰れます。それで月・水・金は練習に皆より30分前にきての駅周辺でのチラシ配布。先週の水曜日はめちゃくちゃ暑くて、道行く人は素通りのオンパレードでも今週月曜はちがいました気候も涼しく100％チラシ配布成功、そして水曜日は台風の影響で道行く人は、鞄にかさ・・チラシ配布は天候に本当に左右されるというですね。それ以外の日は、ポスティングがんばってます＾＾ここまでが前回分の制作情宣の話の続きです。
「農」の話題も少し、真中が今年の私ちんちのモチ米の稲です。はじめてコブノメイガ（通称はまき）という害虫被害が・・・はっきり言って情けないです。十数年、農協勤務と続けて行っていた農業、水管理、肥料調整で病害虫被害は、防げると思っていました。必要以上に肥料を与えず、1回で行う肥料散布も数回に分けて行う、葉色つまり親たる葉に必要以上の栄養を与えない、俗に言う、さめたら与え、さめたら与えで栄養過多にしないことが第一の病害虫防除だと信じ、「農」を営んできたのに、大豆ばかり気にして又忙しさにかまけて水田に3日ほどいかなかったバチかなあ～なんて思い反省しています。前回のブログにも書いたようにお盆過ぎは、成熟したら親である葉にまかせ、それまでは、親は自分だから・・。手を抜いてるわけじゃないけど、いつも稲と大豆のことは頭にあるけど・・。これから先の管理には猛省し、これ以上の被害が出ないように考えていきたいと・・。
ただただ今は、2010の坪家モチ米に謝るだけです。
話はまたまた変って、うちの集落、田を保有している世帯は35件、そのうち農家はわずか3件です。でワタシが農協勤務ということもあって農の行政機関の役等、昨年の今頃は、8つ、集落の生産組合長を含め行ってきました。舞台を・・。ということで昨年秋から本年冬にかけて5つに無理を言って減らしてもらいました。そして今年の秋には又1つ変ってもらえます。ちょっと身軽にならないと舞台なんて、とてもできません・・と同時にどんだけその1つの役に関して会議の回数、時間が長いか・・。この土・日も会議に振り回されそうです。今晩は、2件の妹家族の盆参りと明日は嫁の家での盆参りと、なかなかゆっくりした自分の時間も持てません。

でも、これが有意義なのかなぁ～～数年前のあの夏を思うと。今はだいぶ幸せ過ぎます。

そしてもうすぐデパスも去ります。ありがとう。

写真右：数回前に書いたブログにアップしていた大豆の芽もこんなに大きくなりました。

農家「○坪さん、アスパラ持ってるね」
坪「いや、今ちょうどなかとですよ」
農家「そんない持っていかんね、でも今出荷してきたばかりけん、あまりなかけん、あんたの分だけ、お米の配達終わったらそのまま家に持って・・」・・おすそわけ。ありがとう。

施設の組合員用のお米を月に3日間かけて配達しています。配達先では、アイスコーヒーや栄養ドリンクをよくいただきます。そしてたまにはこのような御土産品まで・・ありがたい。

農家は、自分で作ったものを知人に食べてもらう、・・頂いた方は、その一品が夕食に美味しい笑顔をもたらし、会話を弾みます。そして贈った方は、その家に開く夕食の会話の一瞬のお手伝いをしているのです。

と・・今、お米配達中、家に帰宅してブログ更新中です。仕事場と家が車で3分、なんて便利だ。昨日の中並さんのカチカチＴＶ録画も慌てて帰宅し間に会った（昨日、仕事＆所要で12時過ぎ帰宅でまだ見てませんが・・(笑)）それにしても二日続きの12過ぎ帰宅で嫁にも怒られそうです・・（爆）

ＳＰＴ（ＳＡＧＡパーフェクトシアター）の練習も、公演日までちょうど1ケ月です。皆様汗をかきつつ、キャスト・スタッフ供に練習に励まれております。・・でワタシのこのブログのタイトルにもなっている舞台裏、キャストが公演の練習を必死に行っている時でも、同時進行で進んでいるスタッフのお仕事、・・今回もＳＰＴスタッフ会議で
制作係を直訴し、先輩諸氏に承認もらえました。2月からこの有名な劇団にお世話になり、1年坊主にワタシに出来ることは、1人でも多くの人に、チラシを配布し情報宣伝をなげかけることを今回の公演でも第1の目標にしております。まずは・・ＳＰＴが5月に続き、又公演を行いますよ・・ということをまずは知って頂く、・・ホントホント出来るだけ多くの方に、暑い夏に元気に中高年が、汗をかき、台詞覚えに苦戦し、共演者との息つかいに神経を使い9月の為に・・。

勿論、ＳＰＴには「風のたね」という制作機関がありますが、御指導いただき、出来ることは、出来るだけ、ワタシ1年坊主のお仕事です。

ということで、前回公演では、ワタシの関わったところでのチラシ配布1万枚を達成できませんでした、よって今回も1万枚配布予定です。現在・・800ほど。この800も1人大好きさびしがり屋爺のワタシの友人が多数手伝ってくれたものです。暑い夏ですが、一緒に道路にたって声を多数の人にかけてもらってます。

僕は、いつもアスパラにせよチラシくばりにせよ、沢山のありがたいの中で生活しております。
あっ！！もうこんな時間ということで配達に戻ります。たぶん・・続きを書きます。中途半端な更新であいすいません。

6/3（木）

早朝５時に起床し、田植え用の苗箱を並べに苗床に行く。休みなしの睡眠不足の体にとって早起きは×。でもその眠た眼も、苗の芽ぶきを見ると、心穏やかになる。今年の苗は、例年に比べ一日遅れました。出発が一日遅れるだけでも農家はドギマギする。いつもがないと人は不安になる。・・それは農家だけでもないのかな！？そして今日は、各集落のリーダー生産組合長（一応私も・・）に参集してもらい、我が勤務地カントリーエレベーターの清掃作業に7時よりつく、この清掃作業は、大麦より小麦に麦の搬入が転換する際に、一日かけて皆で施設を掃除する。・・・それは頭を垂れた穏やかな麦の成熟した色たちに反比例するごときの体にしみつくかゆさ・・拷問。・・だから我々はこの時期、色づいていく麦の成長を眺めるたびに、体が少しずつ痒くなる・・。まさに条件反射(笑)・・清掃終わり、小麦の刈取期も生産組合長会議で決定し、話題の中心は、大麦の出来、収穫高を問われた。昨年同様屑麦まで含め7.5俵、例年より２俵おちの収穫になりそうだ。しかも今年は、日照不足で、整粒も昨年より落ちそうだ。ふと、ある農家はつぶやく「何のために汗を我々は流すのか・・」また、日本のトップがかわりました。農は政治にたよってはいけないのかもしれないけど・・。九州の農は、ずっというがまま守ってきたのですよ。軌道修正、・・・一日発芽遅れた苗も、体に痒さがしがみつく麦も、あめばかりの空の色も・・。もう少し穏やかであれば・・・。

そして掃除が終了し（本当は終わってないのに途中で・・ごめんなさい責任者なのに）、芝居の稽古ＧＯ！！
大きな円を作り、おのおのスタイルでの本読み。立って感情をこめ読む経験者の自信。もう動きたい・・。主役の御二人は、ストーリーを確かめ、丁寧にかつ繊細な台詞運び・・さすがぁ～～＾＾
あっ、そうそう、２日前、主役の先輩が、現実と妄想の場面がわかりにしいとの疑問。残った団員さんで少しの時間話し込む。僕は、この芝居20数年前に実際観劇しています。観終わって、友人３人で飲みながら、演劇談義・・意見はバラバラ、感じるとこもバラバラ。でも、最後に・・・こんな芝居って面白いね。観終わった後、こんなにやったこともない芝居の話を「あうだ、こうだ、そうじゃない、こうだの・・」言えるんだから・・。

今の世の中、何でもデジタルで答えがでてきます

あの時みた、「小指の思い出」という芝居は、我々にちゃんと答えを教えてくれなかった。

でも、この芝居から、「親と子」「命」「競馬」「政治」・・と話題が膨らんだ。

そして、・・・この芝居に当時、ありがとう・・って言えた。

「答え」をちゃんと教えてくれなかった芝居、答えは、自分で考えなさい。語りなさい。

コミニーケーションなくして、芝居は成り立たない。それは観る人もやる人も同じですね。

僕の中で、ずっと20数年前から封印していた「小指の思い出」の思い出が、今、よみがえる。


圭一郎「六月だ、僕は・・六月だ。君の青春時代だ。」ちなみに僕の誕生日も六月だ・・（爆）


そして6/4

6/6小麦荷受日に決定し、例年より大麦・小麦とも一週間遅れ、・・とまどいのなか、ゆったり仕事場にいました。前日の１時間早退を謝り、・・清掃完了した施設の中でまったりしていました。午前は、自分から絶対したこともないメールを三人としたりして、しかもダラダラ長文で・・。ごめんなさい。昼からは、サイロの上に座り、小麦の風になびく姿と、大麦が刈り取られた畑をゆっくり走るトラクター。。。それに雲間から差し込む明りをしばし眺めていました。

穏やか・・昨日に比べて、すべてが穏やか。

トラクターが進む音さえも、ゆっくりすぎて目にうつりそうだ。


そして、井出さんのあのセリフが心地よく、頭を・・通り過ぎる。

「朝から、雪降りつもるニューデンベルグの町の下からどうしようもなく現実の町がわき出てくる・・・・」
（つまり最後まで妄想・・ということは、これは圭一郎だけが現実でなく、ひょっとするとホウゾウが創りだした妄想）・・・20数年たっても答え出ず・・。(笑)

この芝居、台詞のキャッチボール芝居でもありますが、台詞の浸透、客席との浸透、独白・・かなり好きです。


そして今日6/5は、久しぶりの休み。
今から、有機半分？たまねぎ収穫です。近日中に劇団100個持ってきますから・・いる方はビニール御持参で・・進呈です(笑)

ｐｓ中並様。
やっと原稿全部揃いました、６月になりました、遅くなり。ごめんなさい。時間調整して、お願いします。